新 年 辞
在日本民団東京葛飾支部団長 申 正 意
新しい年2008年を迎え、民団葛飾支部の団員及び葛飾区日韓親善協会会員の皆様に謹んで新年の御挨拶を申し上げます。また本日ご多忙にも拘わらず御参席いただきました、青木区長さまをはじめ国会・都議会・区議会議員のご来賓のみなさま、民団東京本部をはじめとする各関連団体の皆様に心より感謝申し上げます。
本来ならばここには新しい顔の団長がご挨拶申し上げることになっておりましたが、昨年の定期総会で再選されるというハプニングがおきまして、この顔で皆様に新年のご挨拶を申し上げることになりました。落胆している方もいらっしゃることとは思いますが、これから3年間またよろしくご指導ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、打って変わって韓国では新しい顔の大統領が出現しました。
昨年12月の韓国大統領選挙で李明博候補が他候補を抑え圧倒的な勝利で第17代韓国大統領となり今年から5年間国民の信任のもとに新しい政府が発足します。 経済的なスキャンダルにも拘わらず従前の予想通り圧勝した李大統領に国民は理念やイデオロギーよりも、雇用不安や住宅政策の失政などにより厳しい状況におかれている国民生活の建て直しを求めました。
李大統領はメッセージの中で「和合の中の変化」という、怒りや憎しみの政治からは先進化社会の実現を図れないということを述べられました。私もまったく同感です。民族和合を方針に掲げる民団役員として、組織発展および在日同胞和合のため、地域社会に根ざした活動を展開し真の共生社会の実現を目指していきたいと思います。
また、一日もはやく韓半島から核をなくし南北国民が平和を共存できる環境をつくらなければなりません。これからも「太陽政策」の基本は守りながらも「経済」の再生を目指し出帆する新政権への期待は大きく、私達も新政権の舵取りを注視していきたいと思います。
一昨年7月、13年間にわたる在日無年金高齢者を救済する活動が実り、民団東京葛飾支部(申正意団長)と朝鮮総連東京葛飾支部(洪正洙委員長)が連名で提出した「在日外国人無年金高齢者を救済する特別給付金支給措置に関する請願」が葛飾区議会で採択され、昨年4月より給付が実施されました。 この場をお借りしまして、青木区長はじめとする区議会のみなさまにこころより感謝申し上げる次第です。
昨年は11月7日、6年ぶりに地方参政権獲得の決起集会が大々的に日比谷で行われ、大規模なデモ行進も行われました。平日にも拘わらず5000人の民団団員が一同に会し参政権獲得への熱い気持ちをあらわしました。
葛飾区議会ではいち早く定住外国人への地方参政権付与の意見書を採択していただきました。歴代韓国大統領も日本政府に要請しており、また、相互主義の原則にのっとり韓国では定住外国人に対する地方参政権を認めました。
地方参政権運動が活発化して10年以上の歳月が流れています。私たちは日常生活における行政への参加を通して、多文化共生社会を実現するためにも地方参政権を必要と考えております。今後ともこの実現に向けて角界各層市民のみなさまのご協力を心よりお願い申し上げます。
もうひとつ昨年は特別永住者の「再入国許可制度の適用免除を求める署名」運動が展開され、多くの団員みなさまのご協力のみならず、日本市民の方々のご協力をいただいたことに感謝申し上げます。
振り返れば昨年一年も民団東京本部の民族マダンや支部定例の民団行事をはじめ、葛飾区日韓親善協会では葛飾国際交流まつりや韓国料理講習会、親善スポーツ大会など活発に行われました。今年も逼迫した財政問題はあるものの団員みなさんが楽しく参加できる行事や地域行事にも積極協力していくつもりですので、相変わらぬ御協力をお願いし、新年の御挨拶とさせていただきます。
2008年1月13日

