在日外国人無年金高齢者を救済
民団・総連葛飾支部の請願を採択!
葛飾区議会は2006年7月末の第2回区議会定例会で、6月7日に民団
東京葛飾支部(申正意団長)と朝鮮総連東京葛飾支部(洪正洙委員長)が連
名で提出した「在日外国人無年金高齢者を救済する特別給付金支給措置に関する請願」を審査し採択することを決定しました。
請願内容は、日本政府に対して年金差別を是正し、一日も早い救済措置を
講じるよう働きかけてもらうことと、政府が救済措置を取るまでの暫定的措
置として、葛飾区に在日外国人無年金高齢者に対する特別給付金制度を設置し、その支給額を「老齢福祉年金」に見合う金額とすることなどの内容となっています。(請願書参照)
在日同胞は1959年から始まった国民年金制度に条件付でようやく加入
できるようになりましたが、1986年の改正時に除外された60歳(現在
80歳)以上の高齢者は無年金のまま放置されています。
本人の意思に関係なく年金加入を拒否されましたが、在日同胞も日本人と
等しく税金を納め、この年金制度を支えています。在日同胞の高齢者だけを排除するのは年金制度の「共同連帯の原則」や国際人権規約・人種差別撤廃
条約などにも反する不当な措置と言わざるを得ません。
葛飾区議会の請願採択を受けて申正意団長は、「1993年9月から在日
無年金高齢者を救済する活動を行ってきた李徳雄元団長や総連葛飾支部の金
慶厚元委員長、民族差別を許さない葛飾の会の斉藤宏代表に感謝したい」と
しながら、今後も無年金状態に置かれた高齢者のために活動していくことを
明にしました。
民団葛飾支部では1993年から総連、市民グループと連帯して区に請願
を行ってまいりました。途中、議会の解散により廃案となったり、何度提出
しても継続審議などで遅々として進まないことに失望感をぬぐえませんでし
た。このたび、総連葛飾支部との共闘により採択までこぎつけることができ
たことは大変有意義だったと思います。13年間を要する過程においてお亡
くなりになった無年金高齢者のみなさまには申し訳なく思います。これから
給付金が実施されるまで継続活動いきますので、団員みなさまにもこの問題
を理解していただき、応援してくださるようお願い申し上げます。
定住外国人高齢者・障害者への給付金制度について
民団葛飾支部敬老会
申団長(左)と洪委員長